専門家は「養殖頼る時代」危惧 天然サンマが食卓から消える日

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 秋の味覚が日本から消滅するかもしれない――。全国のサンマ漁獲量は、漁が本格化した8月以降、およそ5万5000トンで、前年から半減した。

 記録的不漁だった2013年(およそ8万750トン)より少ないため、価格も品薄感により、市場では昨年の1.5倍に跳ね上がった。

 サンマ不漁の背景には2つの原因が浮かび上がる。「異常気象による海水温の変化」と「台湾、中国などの海外とのサンマ争奪戦」である。

「サンマは北海道のような冷たい海で水揚げされますが、温暖化による海水温の上昇で、漁獲される岸近くの水温が温かくなった。サンマの群れは水温の低い沖を回遊しているので、岸近くに来る資源量が激減したのです。また、公海でサンマ漁をする台湾や中国の大型漁船が大量に捕獲しているのです」(北大名誉教授の尼岡邦夫氏=魚類学)

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