国立大学は定員大幅減…加速する“文学部離れ”何が悪い?

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 84年の歴史を誇る岩波書店の文芸誌「文学」が今年11月をもって幕を閉じる。日本人の文学離れを象徴する出来事だが、教育界においても文化系学部は「何の役に立つの?」と疎外される方向にある。国立大学で定員を減らされる一方の文学部は、本当に世の中の役に立たないのか。

 19世紀に発表されたアンデルセンの「みにくいアヒルの子」。他と姿かたちが違うことでいじめを受けるひなが、実は白鳥だったというお話だ。このアヒルを障害者や人種に置き換えれば差別の醜さを学ぶことができる。

 また、子どもたちがネズミ駆除後に大量失踪するグリム兄弟の「ハーメルンの笛吹き男」。これを読めば、当時ヨーロッパ中を恐怖に陥れた黒死病(ペスト)の歴史もわかってくる。

 童話でさえ、人生を示唆する内容は多い。ところが、国は全国の国立大学に対し、教育免許の取得を目的としないリベラルアーツ系の学部の廃止や転換を求めている。技術で食っていく日本にはそぐわない学問とでも言いたいらしい。

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