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港町の“リアルな夜”体験 青森八戸「0泊2日」の弾丸旅

「今週土曜日22時、八戸に来ませんか?」

 人や暮らしぶりに着目した旅を提案する「コバヤシライス」の小林淳一さんからお誘いを受けた。青森・八戸には夜明け前から開く朝市がいくつもあり、漁師町なので銭湯は早朝オープン。しかも銭湯だけど温泉! 酒好きなら、万難を排して行かねばならぬ!

 繁華街・本八戸へ着いたのは17時ちょうど。まずはひとりではしご酒をする魂胆だ。1軒目はピンクの文字が冴えわたるバー「プリンス」。マスターによれば開店60年。天井には客の名刺が大量に貼られ、照明を落とした店内ではパッと見、無数の花。

 ハイボールで喉を潤したら、「プリンス」と背中合わせの居酒屋「章」へ。タラコの煮物、サメのなます、馬刺し、ナマコと白子の刺し身、魚の刺し身の盛り合わせ。コリッ、甘っ、ツルンの連続。常連の紳士との会話も印象深い。陸前高田で医療活動をされているそうで、「完全な復興はまだかな」との言葉。会計の段になって驚いた。「僕が払っておくから」とサラリ。かつては飲み屋でおごりまくられた本紙女性記者43歳。最近はむしろおごる側なので、なんだか照れた。

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