CMはおなじみでも中身は…なぜ子供は昔話を知らないのか

公開日: 更新日:

 桃から生まれた男の子が犬、猿、キジを連れて鬼退治へ。そんな昔話は親に読み聞かせてもらったり、「ぼーやー」でおなじみの「まんが日本昔ばなし」で見たりして親しみ、何となく覚えているものだろう。しかし、最近の中学生たちはこうだ。

「auのCMもあるし、桃太郎の存在は知ってるけど、話は知らない」

「金太郎って何者?」

 大学生たちに聞いても似たり寄ったりだ。

「さるかに合戦? 笠地蔵? 何ですか、それ」

 昔話は消えつつあるようだ。公立中学の国語教師はこう話す。

「35年近く教職にいますが、最近の子供に通じないのは、昔話だけではありません。ことわざや慣用句もまったく通じなくなったことを感じています。思い当たるのは、親たちがそれらを日常生活で使わなくなったのがひとつ。もうひとつは、多面的な考え方の影響です。昔話は、悪や正義を偶像化・擬人化して、単純で一方的な勧善懲悪的なストーリーですが、そういう物語は減りつつある。多様性を重視し、一面的なものの見方を排除しようという考えが働いているからでしょう。しかし単純だからこそ、想像を膨らませ、成長していく過程で足りない面を考えられるようになることがあるのですが……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒

  2. 2

    桑田真澄というカリスマが高校野球に物申したことの意義

  3. 3

    博多大吉とデート報道 赤江珠緒が気を揉む"あの男"の存在

  4. 4

    好調"月9"を牽引 本田翼が放つ強烈オーラと現場での気配り

  5. 5

    イタリア政治に風穴あけた「五つ星運動」共同設立者に聞く

  6. 6

    強豪校監督に聞いた 高校野球の球数制限「賛成?反対?」

  7. 7

    大食い客から猛批判「やよい軒」おかわり有料化の視界不良

  8. 8

    横綱白鵬に帰化を決意させた朝青龍とのギスギスした因縁

  9. 9

    開幕から6戦全勝 原巨人5年ぶりV奪回は“カモ虎”と共に

  10. 10

    DeNA“オープナー制”実らず データ野球浸透の壁を識者指摘

もっと見る