田丸昇
著者のコラム一覧
田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

映画「王将」のモデルにも 伝説の棋士・阪田三吉の生涯

公開日: 更新日:

 写真は、伝説の棋士として知られる阪田三吉(贈名人・王将)。

 映画や芝居で表題となった「王将」の主人公だ。阪東妻三郎、森繁久弥、三国連太郎、勝新太郎らの名優が演じた。

 阪田は1870(明治3)年に大阪府泉北郡舳松村(現・堺市)で生まれた。将棋は10歳の頃に覚え、やがて近隣では相手がいないほど強くなった。

 阪田は草履職人だった父親の家業を継いだ。しかし、仕事に身が入らず、大阪市内に出かけて「賭け将棋」を指しては金を稼いだ。「堺の三吉」と呼ばれて関西で恐れられた。

 阪田が24歳の頃、将棋の武者修行に東京から西国へ遊歴している青年と対局する機会があった。2歳年長の新進棋士の関根金次郎四段だった。

 阪田がいくら強くてもしょせんアマである。勝負は関根の完勝に終わった。ただ関根は「風変わりな将棋を指すが、腕力がかなり強い将棋」と、阪田の実力を当初から評価していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    組織委・武藤事務総長またトンデモ発言!五輪コロナ感染264人を「想定内」と豪語し大炎上

  2. 2

    秋篠宮ご夫妻は事態打開に動かず…眞子さまの実の母よりも小室ママにやさしい態度がネックに?

  3. 3

    草津町議だった新井祥子さん 性的被害告発でリコール失職、海外メディアも注目したその後は…

  4. 4

    【競泳】無冠の瀬戸大也が現役続行 今後は海外でコツコツと賞金稼ぎの旅

  5. 5

    【バド】桃田賢斗に「裸の王様」と指摘する声…予選敗退は“まさか”ではなく必然だったか

  6. 6

    「水泳ニッポン」自国開催で大惨敗…瀬戸不振、日本水連の甘さ、平井HCの処遇に影響も

  7. 7

    懸念が一転!眞栄田郷敦の高校生役がハマった痛快コミカル劇「プロミス・シンデレラ」

  8. 8

    瀬戸大也と大坂なおみの敗退で生じた「アスリートに人間性は必要か?」という問い

  9. 9

    韓国テレビ局MBCが東京五輪報道で“珍プレー”連発…「国の恥」と最も怒ったのは韓国人だった

  10. 10

    有村架純と大相撲・明生関に交際情報 所属事務所が“強烈かち上げ”激怒の全否定

もっと見る