自治体にインセンティブ 法改正で介護サービス崩壊の恐れ

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「寄り道せずに真っすぐ帰っていれば……」

 女優の藤真利子(62)が、2年前の11月に、11年に及ぶ介護の末に母親を亡くしたことを読売新聞のインタビューで振り返っている。母親が2005年に脳梗塞で倒れたとき、藤は舞台を終えてボーイフレンドと食事中。それで発見が遅れたことから、「死なせてしまった」と後悔し続けているという。

 幸い、母親は一命を取り留めたが、半身マヒが残り、失語症に。介護状態は最も重い要介護5で、身体障害者1級。日常生活のすべてに介助が必要な状態だったという。地方ロケのときは、ヘルパーに泊まってもらって出張したそうだ。頭が下がる思いで、共感した人たちが「よくやった」とエールを送っている。

 当時49歳。サラリーマンなら、中間管理職として責任ある立場のはず。そう簡単に何度も何度も仕事を抜けることはできないだろう。最大93日休むことができる介護休業の利用率はわずか3.2%。藤の頑張りはたたえるのみだが、サラリーマンにとって介護をめぐる状況は深刻さを増す。

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