過去には5500万円も 判例で分かったパワハラ慰謝料の相場

公開日:

 パワハラ裁判では高額賠償金も認められている。昨年11月、名古屋高裁は市内の青果仲卸会社の女性社員(当時21)が自殺した原因が、職場でのいじめやパワーハラスメントだったとして、同社と先輩の女性社員2人に対し約5500万円の支払いを命じた。女性は自殺前、先輩2人から長期間にわたって繰り返し叱責されていたと認定、会社がそれを放置したため、うつ病を発症したとして、自殺との因果関係も認められた。

 最近は、すでに亡くなっているケースに限らず、現在進行形でパワハラに悩んでいるサラリーマンが上司や会社を訴えるケースも増えている。

■メモを残す場合はメールが有効

 ただ、パワハラ訴訟は手間がかかる。よほどの準備と覚悟が必要だ。弁護士の山口宏氏がこう言う。

「まずは労基署に赴いて労災認定を取得してから、弁護士などを通じてパワハラ行為を行った上司や会社を相手に賠償金の請求をするのが一般的ですが、訴訟前にやるべきことは少なくありません。第1は証拠集めです。罵倒や中傷している際の発言やモノを投げたときの物音などをスマホに記録します。書き直すことができるメモは、第三者の目も通していないので証拠能力としては弱い。メモを残す場合は、同僚や家族、友人にその場でメールにして送るなど、日付入りにした方が有効です。また暴力によるケガやうつ病を発症したのなら、必ず診断書をもらってください」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  2. 2

    水道法改正の裏で…民間業者「水を止める」と住民“脅迫”

  3. 3

    今度は雑誌がバカ売れ…女性の圧倒的支持を得た白石麻衣

  4. 4

    「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

  5. 5

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  6. 6

    偶然なのか…「不適切入試」の医学部はなぜかブラック病院

  7. 7

    4K&8Kテレビの選び方は…両方導入したプロが基礎を解説

  8. 8

    家庭内でも孤立…貴乃花が妻と弟子にした“正座説教”1時間

  9. 9

    専門家が指摘…あおり運転は善良なドライバーもやっている

  10. 10

    上沼恵美子で騒ぐ連中の勉強不足…便乗TVもどうかしている

もっと見る