“滑り止め”もアウトに 文科省の愚策で受験の現場は大混乱

公開日: 更新日:

 若者人口の減少で、入りやすくなったはずの大学。ところが、文科省のしゃくし定規な政策のせいで、今、受験の現場は大混乱に陥っている。私大の定員管理の厳格化である。

 文科省は、大都市への学生集中を抑制し、地方からの学生流出に歯止めをかけるため、3大都市圏の私大の定員超過にメスを入れている。これまで、大学は入学定員充足率(入学定員に対する入学者数)を、1.2倍までに抑えれば私学助成金が交付されていた。この基準が16年度は1.17倍、17年度は1.14倍、今年度は1.1倍と、ジワジワ厳しくされている。基準を超えると助成金は全額カットだ。

 実際、18年度の合格者数を見ると、法政、東洋、立命館は3000人以上減。早稲田も、2年連続2000人前後減らしている。定員割れは避けたいが、採り過ぎて、1.1倍を超えると補助金カットという経済制裁を食らう。とりあえず合格者を少なくしておいて、入学直前の3月に追加合格を出すしかない。中堅大学の入学予定者が追加合格で難関大学に流れると、中堅大学も追加合格、という玉突きが起きている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    かつて石原プロ解散を踏み止まらせた舘ひろしの男気発言

  2. 2

    ショーケンに渡哲也が激怒した“東映京都撮影所騒動”の顛末

  3. 3

    広島V逸なら緒方政権今季限り 次期監督候補に金本氏急浮上

  4. 4

    自民・萩生田氏「消費増税延期」発言に隠された姑息な狙い

  5. 5

    満身創痍も…渡哲也が貫く“男が惚れる晩節”と裕次郎イズム

  6. 6

    開幕5カード全負け越し“投壊”広島が再建託す2人の秘密兵器

  7. 7

    巨人は垂涎…竜新助っ人ロメロで証明された森SDの“慧眼”

  8. 8

    改革バカにケンカを売る山本太郎「れいわ新撰組」の本気度

  9. 9

    高校を中退し石原裕次郎の内弟子になろうと成城の自宅へ

  10. 10

    失言や失態だけじゃない 桜田五輪大臣辞任「本当の理由」

もっと見る