焼肉きんぐの「物語コーポ」社長・加治幸夫さんの巻<5>

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「Mi Cafeto」

 コーヒーも好きでね、よく飲みます。中でもすごいなぁと思うのが、コーヒーハンターと呼ばれる川島良彰さん。何がすごいって、生産者の人権や自然環境を守りながら、コーヒーの市場を適正化しようとしているんです。

 ワインは、年代や産地によって品質が異なり、金額が違います。同じエリアでも、畑ごとに土壌や太陽のあたり方が違って、ブドウの質が変わっていく。その品質の違いが、ワインの価格に反映され、ワインの愛好家はその価格を受け入れますよね。

 ところが、コーヒーは必ずしも品質の違いが価格に反映されているとは限りません。大手のコーヒー業者が、安い豆をブレンドして安く売ってきた。品質のいい種類なのに、そのよさをアピールしてきませんでした。そのおかしさを突いたのが川島さんです。

 世界には、コーヒー豆を栽培しながらも、コーヒーでは生活できないので、大麻栽培を生活の糧にしているところもあったらしい。川島さんは、そういうところに自ら出向いて農業指導します。土壌の管理や収穫の時期、精製・加工、焙煎などコーヒー作りのすべてを指導して、適切な価格で取引できるようにするんです。

 価格に見合ったおいしいコーヒーができて、消費者も適正価格で楽しむことができれば、生産者も消費者もうれしい。生産者は大麻などを栽培せずに済むんです。世界の農園を渡り歩いて、コーヒーにもワインと同じような品質のピラミッドがあることを訴えているんですよ。

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