柳亭こみちさん<2>丸洗いできるスーツにズックで書店回り

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 アルクは「直行」「直帰」がない会社だった。毎日8時半に始まるミーティングの前に出社し、日中は書店を回り、会社に戻るのは7時ぐらい。そこから内勤をこなすので、退社は夜の10~11時になった。

「夕方の5~6時ぐらいにリポビタンDを飲んでから、もうひと踏ん張りという毎日でしたね。最初は東村山市の実家から永福町の会社まで通っていたんですが、体がきつくて……。1年目の終わりごろには高井戸のアパートで一人暮らしを始めました。会社まで自転車で12~13分。帰宅して寝るころには、1キロカロリーも残っていないという感じで、倒れ込むように寝ていました」

 担当は京王線と中央線、それに新宿。新宿といえば、紀伊国屋書店の本店だ。毎週月曜日は、この日本を代表する大店に入り浸っていた。

「本は土日に売れるので、月曜日に売り場を回るのです。足りないものがないかをチェックしながら、どんな本が売れているのか、表紙のデザインは? タイトルは? と、すべての階で確認するんですね。紀伊国屋は南口店もあったので、一日で回りきれないときは火曜日も行きました。書店営業は基本中の基本。そこで拾い集めた情報は、次に出版する書籍に反映されます。実際にタイトルや表紙で書店営業部がOKを出さない本は出版できなかったんです」

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