国際基督教大は帰国子女レベルの英語力がないと落第する
国際基督教大(ICU)は、入試の難易度でいうと、早慶と双璧をなす私大最難関。そこに眞子さまと佳子さまが相次いで入学したとあって、高校生の人気が急騰している。大学通信ゼネラルマネジャーの安田賢治氏が言う。
「ICU教育の柱は、何といってもリベラルアーツです。専門課程の対義語としての教養ではなく、真の教養。文系も理系も隔てることなく、幅広い教養です。米国の大学では一般的で、日本でも取り入れる大学が増えていますが、ICUはその“老舗”で、海外の留学生や帰国子女がとても多い。グローバルに直結するリベラルアーツ教育を手掛けているのは、ICUと秋田の国際教養大くらいですから、女子ご三家の一角、女子学院や都立西など、トップレベルの高校から生徒が集まっています」
卒業生の2割は例年、国内外の大学院に進学。就職は500人ほど。私大にしては小規模で、OBに出会う機会は少ないかもしれないが、企業トップで有名なのはソニーV字回復の立役者、平井一夫社長だろう。銀行マンだった父の仕事の関係で、日本と米国を行ったり来たり。英語とディスカッションが得意で、少人数で討論中心のICUの授業は肌に合ったという。