文科省「置き勉解禁」は小手先 識者が提唱する抜本解決策

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 ただ、置き勉が許されても宿題が出されると、勉強道具を持って帰らなければならない。元大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(初等教育)が言う。

「家で勉強して効果があるのは計算と漢字くらいです。学校が出す宿題はそれだけにして、計算ドリル、漢字ドリルのみを持ち帰らせたらいい」

 ドリル2冊なら、丈夫なランドセルはいらなくなりそうだ。海外の教育事情にも詳しい八幡義雄氏は、小学生がランドセルを背負い、重たい荷物を持ち帰る光景は先進国では日本だけとしてこう続ける。

「そもそも1人に1冊の教科書という日本のやり方が異例です。海外では教科書は共有になっていることが少なくありません。教室に何冊か置いてあるわけです。生徒は、授業を受け、教科書を眺めて、持参したルーズリーフにメモを取るのです。今後、教材の量を減らす検討もされるでしょうが、教材の共有についても議論してほしい」

「置き勉解禁」は、起きている現象への対症療法にすぎない。宿題の大幅削減や教材の共有にまで踏み込めるか。

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