玄侑宗久さん<4>初任給17万円だったがピンハネされていた

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 24歳で慶応大学を卒業した玄侑さんが選んだ就職先は、埼玉県川口市のごみ焼却場だった。クレーン車を操り、次々と運ばれてくるゴミの山を焼却炉に入れる日々――。

「クレーンの操縦室は、四方がガラス張り。冬はそれなりに寒かったですが、電気ストーブが置いてあった。夏は扇風機で、外の暑さや寒さはむしろ緩和されていて、私はどちらかといえば好きな仕事でした。注意事項もありました。“ゴミ袋の内側に水滴があるモノは中身を確認してくれ――”と。こうした袋には、中に生き物やその死骸が入っている可能性があるらしい。ヒドい話ですが、犬とかペットがゴミと一緒に捨てられることがあったんです。当時、川口では青木町にあった処理場で毎週1回週末に火葬してたんですが、そこに持っていかずにゴミと一緒に出してしまうなんて……」

 焼却炉の温度管理も主な仕事だった。低温になるとダイオキシンや塩化水素が発生するため、常に750度以上を維持するようメーター監視に目を光らせていたという。

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