玄侑宗久さん<3>執筆時間が欲しくてゴミ焼却場に就職

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 1981年、玄侑さんは6年間在籍した慶応大学を卒業する。卒業の前から小説を書いていたこともあって、「就職をどうするか迷った」という。

「当時、私の同級生が作品社という出版社に入社していたんです。作品社には名物編集者で、“芥川賞メーカー”などと呼ばれた寺田博さんがいました。で、その同級生が言うには、新入社員も作家を発掘してこいとハッパをかけられ、ある文学賞で最終選考に残った私の小説を寺田さんのところへ持っていった。それで、会うことになって。第4章部分を書き直してくれと言われ、直しが終わり、“よろしい。これで載せましょう”と言っていただきました。ところが、その直後に作品社が倒産してしまって……。デビュー話が消えてしまったんです。大学卒業を前にそんなことがあって、小説を書きたい気持ちは相当膨らんでいたんです」

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