北海道地震で判明…災害に弱い“盛土造成”のニュータウン

公開日: 更新日:

 北海道地震の影響で、地盤沈下や液状化などの被害を受けた札幌市清田区。インフラの復旧工事が来春になるほどのダメージを負った地域である。大地震に襲われた時、東京や大阪はどうなるのか。

 国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の地質調査総合センターによると、清田区内の被災地は、「旧谷地形を谷埋め盛り土した地域」にある。要するに、被災地は谷に土を入れてできた土地ということだ。

 このような人口造成地について、立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)は「洪水や地震に弱い」として、こう警鐘を鳴らす。

「東京や大阪にあるニュータウンは注意が必要です。高度経済成長期の宅地造成によって開かれた土地には、山を切り開いて丘陵を削った『切り土』部分と、谷を埋めた『盛り土』部分があります。切り土は比較的災害に強いのですが、盛り土は大量の水分が含まれているため脆弱です」

 全国の自治体や市町村が国の指針に基づいて作成した「大規模盛土造成地マップ」によると、都内の盛り土造成地は、八王子市や町田市、多摩市に集中。また、大阪府内では、豊中市や吹田市にまたがる千里ニュータウンと、堺市や和泉市を開発した泉北ニュータウンに盛り土造成地が多く確認できる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に