橋本テツヤ
著者のコラム一覧
橋本テツヤ

ジャーナリスト、コラムニスト、メンタルケア心理士、肥満予防健康管理士。著書多数。近著に「昭和ヒット曲全147曲の真実」(KADOKAWA)がある。全国各地で講演活動も精力的に展開中。

論語に「死生命あり」家族の死に向き合う知人に話したこと

公開日: 更新日:

 日頃から親しくしている42歳の知人の妻が、「くも膜下出血」で亡くなった。まだ37歳の若さだ。救急搬送されたが間に合わず、帰らぬ人となった。7歳のかわいい一人娘がいる。突然の訃報に接し、葬儀に向かう電車の中で、残された夫と娘の悲しみはいかばかりかと胸が痛んだ。

 出棺前の「お別れの儀式」で棺に生花を入れ始めると、7歳の娘が「ママ、もう絶対にいたずらしないから、お勉強もたくさんするから、ピアノも練習するから、いい子になるから起きて。お願いだから起きて」と泣きじゃくった。幼い子なりに母親の死というものを分かっていても、現実として受け止めることができないでいるのだ。

 棺に蓋をするのを拒絶するように、必死に「ママ~」と泣き叫んだ。その姿に僕も泣いた。年を取ると涙もろくなるというが、切なくて涙が止まらなくなった。この娘の心のケアが必要だと思ったが、どう声をかければいいのか分からなくなった。幼い子は母親が急死すると、「ママが大切にしている指輪をだまって触ったから」「ママが作ってくれた朝ごはんを残したから」などと、自分の行動のせいで母親が死んだと考えてしまう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    GACKT告白 浜田だけじゃない芸能界パワハラ&セクハラの闇

  2. 2

    自民・田畑毅氏離党か…永田町で飛び交う“女性醜聞”の中身

  3. 3

    また怪統計か 2018年「貯蓄ゼロ世帯」大幅改善のカラクリ

  4. 4

    トランプに平和賞?推薦した安倍首相に問われる“見識”<上>

  5. 5

    ローン嫌いは意外に多い 現金主義のメリットと得するコツ

  6. 6

    銀行口座は3つを使い分け 7年で1000万円貯めた主婦の凄腕

  7. 7

    常盤貴子「グッドワイフ」も評判 “ネオ美熟女”はなぜ人気

  8. 8

    日産の“暴君”と対決した元広報マンはゴーン事件をどう見る

  9. 9

    菅田将暉「3年A組」好調の深い意味…日テレの新看板枠に

  10. 10

    日テレが大博打 原田知世&田中圭で“2クール連続ドラマ”

もっと見る