古新舜さん<5>二者択一で迷ったら両方選ぶのも可能なのだ

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 予備校で教壇に立つ中でずっと考え続けてきたのが、教育ではもっと心を扱っていかなければダメだということでした。学歴や偏差値など目に見えて分かるもので人を評価するのではなく、誰かのために何かをする力や人を幸せにする力など、人間力を磨くことが抜けていると感じたのです。それは自分自身の学生生活を振り返っても痛感することでした。

 今、有名企業や政治家などのセクハラやパワハラが次々に問題に挙がりますが、それは彼らが社会との関わりにおいて上下関係という中で自分や他人を評価してきた結果だと考えています。

 子どもの頃は偏差値教育を受け、大人になってからは肩書の力を借りて上までのぼってきた人たちは、価値観が変容しつつある今の時代にうまく生きることは難しい。その心の行き場のなさが社会問題や事件につながるのではないかと。教育は社会の基盤です。社会と個をつなげるあり方が教育には必要です。教育の視野が広がらなければ、日本の社会は変わっていかないと思います。

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