小野員裕さん<3>出版社勤務と名誉館長の“二刀流”の結果…

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 小野さんは出版社勤務の傍ら、全国のカレー専門店1000店を食べ歩いた経験を基に「週末はカレー日和」(トライエックス)、「東京カレー食べつくしガイド104/380店」(講談社)などの本を次々と出版していった。

 これがナムコの目に留まる。1996年に池袋のサンシャインシティに開園した「ナンジャタウン」で大成功を収めていた同社は、横浜を舞台に新たなアミューズメントパークを企画していた。

「私の本を読んだという社員から『一度、お会いしたい』という連絡がありました。行ってみると、会議室に20人ほどがズラリと並んでいて驚いた記憶がある。誕生したのが、『横濱カレーミュージアム』です。館内は、大正時代の横浜港をモチーフに、波止場に停泊する客船、異人街やインド商館などを再現。ただ、それだけでお客さんを呼べるかは未知数でしたので、『全国のカレー屋さんを出店させ、食べ歩きできるようにしましょう』と提案しました。手本にしたのが、先に開館していた『新横浜ラーメン博物館』です」

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