牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

マダガスカルで「番犬」に追われて崖から飛び降りた思い出

公開日: 更新日:

 まだ5つか6つの頃だった。ある日、家の近くの肉屋の裏口でロックという名の黄土色の大きな番犬が餌を食べているのをしゃがんで見ていた。ロックは横目で僕を見て、今にも飛びかかってきそうな恐ろしいうなり声を立てていたが、つながれた鎖の長さからして僕は安全だろうと思っていた。ところが、その見当は外れていた。僕は噛まれて病院へ担ぎ込まれた。一命は取り留めたが、二の腕に牙が貫通していたらしい。だから今も犬が怖い。

 番犬といえば、もうひとつ。30代の初めの頃、アフリカのマダガスカルへ写生旅行へ出かけた。アンボシトゥラという村でスケッチの題材を探して歩いていると、丘の上に旧フランスの植民地時代の面影を残す建物を見つけた。これは、ジャンダルメリーという公安警察組織の施設で、ずっと向こうに大きな犬が2頭つながれていた。僕は門の前に腰を下ろしてスケッチを始めた。

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