牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

年老いた両親にも客にも人気の「カレー鍋」は糸コンが主役

公開日:

 このごろ、よくカレー鍋をやる。もともと、そば屋のカレーうどんなど、和風の出汁の効いたカレー味が好きなのだ。我が家では、すき焼きやタラちり、ねぎまなどと並ぶ定番だ。カレーの香りに食欲を刺激され、下町の安食堂で一杯やっているときのような庶民的な喜びがこみあげてくる。年老いた僕の両親にも評判がよく、お客たちにも人気で、たびたび作り方を聞かれるので書いておこう。焼酎のお湯割りやホッピーなどともよく合う。

 さて、まずは「割り下」だ。鍋にカツオ出汁をとり、酒と醤油でそばつゆにしてちょうどよいくらいの濃さになるよう味付けをする。酒と醤油は同量。僕は丸大豆醤油にたまり醤油を少し混ぜてコクを出すのだが、たまりがなければ丸大豆醤油だけでも十分おいしくできる。

 弱火で酒のアルコールを飛ばし、カレー粉とおろしショウガを放り入れたら完成。カレー粉は缶入りのものを使う。分量も好みだが、僕は辛いのが好きなのでけっこう多めに入れ、さらにカイエンペッパーも加える。足りなければ、食べるときに足せばいい。

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