牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

宇奈月温泉の近くにある「田舎の酒場」の風景に見惚れた

公開日: 更新日:

 富山の宇奈月温泉近くの念興寺で行われた「ぶっく寺す」という青空古本市に参加してきた。

 イベントの主催者である住職夫妻とは友人で、打ち上げは、田んぼの中に一軒だけぽつんと明かりをともした住職行きつけのスナックへ行った。おそらくこの周辺で唯一の酒場なのだろう。昭和のキャバレーを思わせる店内には、天井にミラーボールがあり、地元のおじさんたちがカラオケステージで下手な歌を歌っていた。僕らはソファの席に座って、ウイスキーのボトルを注文した。可愛らしい女の子がお盆に炭酸と氷を一緒に載せて運んできたので、

「隣に座ってもらいましょう」

 と言うと住職は手を振って、

「マスターの娘さんです」

 と顔をしかめていた。僕は、この酒場は地元に住む人たちにとって大事にされていることをうかがい知った。

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