曽我和弘
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曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

さかばやし(石屋川)女子大生考案のオリジナル酒粕レシピ

公開日: 更新日:

 酒粕文化の存亡をかけて始まった酒粕プロジェクトが、危機を乗り越え、今や酒粕ブームを巻き起こしてしまった。5年間の取り組みが浸透し、2月の神戸の風物詩になりつつある。本年は東灘区の岡本商店街と神戸酒心館がプロジェクトの舞台で、ともに酒粕で女子力アップをテーマにメニュー組みがなされている。

 神戸酒心館蔵内にある「さかばやし」では、美容効果のある酒粕に大阪樟蔭女子大学の学生たちが着目し、メニュー考案をしているのだ。同大学ライフプランニング学科のフードメディア研究なる授業で勉強し、酒粕プロジェクトに参戦。女子大生が独自の視点からユニークな料理を考えて2月1~28日まで「さかばやし」で提供する。もちろん、料理を作るのは同店の加賀爪料理長だが、レシピは彼女たちのオリジナルだ。

 2月に提供する料理は、2品あって、ともに授業でのプレゼン大会を勝ち抜いた作品。“ぎゅっと詰め込みました!すき焼き風がんもどき”(980円)は、酒粕を用いて調味したすき焼きの具材をがんもどきの中に収めたもの。すき焼きはどうしても1品で満腹感になってしまい、他の料理が食せないが、これはすき焼きをコンパクトにして表現をしており、会席に加えてもいけるというのが彼女らのアイデアらしい。もう1品の“酒粕料理の過去から未来へ”(1200円)は、猪口の中に酒粕を用いた料理を入れ、酒粕料理の過去・現在・未来を表現している。そのうちの未来は鯛飯になっており、彼女らの言葉を借りれば、「過去にある郷土料理が変化を遂げて帰って来る」そう。まさに女子力あふれる2品になっている。これらは、2月中の限定料理なのでこの機会に味わっておきたい。

(住)神戸市東灘区御影塚町1―8―17 神戸酒心館蔵内
℡078・841・2612

(営)11時30分~14時30分、17時30分~22時。年末年始休み。

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