オスマン・サンコンさん<4>一番の苦労は酒でトイレに直行

公開日: 更新日:

 大使館の1等書記官としての待遇は、給料も家も休みも、想像以上にいいものだった。

 しかし、一方で苦労も多かった。

「一番大変だったのは、お酒です。イスラム教のギニアでは、お酒を飲む習慣がないの。他の国の大使館主催のパーティーや、商社の接待の時は、最初はオレンジジュースや水を飲んでたね。でも、“どうぞどうぞ”と勧められると、断りきれなくて飲んじゃうよ。それで気持ち悪くなって、トイレに駆け込んで全部吐いてた。何回も、何回も。とくに日本酒に慣れるまでに1年以上かかったね。ガハハ。あとは、生モノと豚肉。知らないまま食べちゃったこともあった。文化の違いに慣れるのはホントに大変だったよ」

 電車に乗った経験はない。移動の大半は、タクシーか大使館から与えられた日本車だったからだ。

「自分でマツダの車を運転して、何回も道を間違えたね。埼玉に向かっているはずが、千葉に着いたことがあった。“何で埼玉じゃないの?”って。運転すると、いつも迷子になってたネ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    私情や保身を優先する愚かさ 野党結集を邪魔する“新6人衆”

  2. 2

    「欅坂46」長濱ねる ファンは感じていた卒業発表の“予兆”

  3. 3

    「超面白かった」宇多田ヒカルは直撃取材直後にブログ更新

  4. 4

    テレ朝が異例抜擢 元乃木坂46斎藤ちはるアナの評判と実力

  5. 5

    JOC竹田会長辞任決意のウラ側 “国内引きこもり”が決定打

  6. 6

    “黒塗り違法”判決にもダンマリ…財務省の呆れた隠ぺい体質

  7. 7

    HISの澤田秀雄会長はなぜ50億円の詐欺話に引っかかった

  8. 8

    酒気帯びで自殺説まで…ビートたけし「バイク事故」の衝撃

  9. 9

    防衛大で“異次元”と訓示 安倍政権で防衛予算10兆円の恐怖

  10. 10

    母・光子さんの陰で…フィルムに焼き付いた宮沢りえの“闇”

もっと見る