白川優子さん<2>看護師を目指していたわけではなかった

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 身長154センチ。日本人女性としても小柄なこの女性が、まさかイラク北部のモスルで医療現場の最前線に立っていたとは想像もつかない。爆撃で全身焼けただれた少女など多くの民間人の世話もしてきた。

「自分で言うのもヘンですが、本当に普通の女の子でした。東松山で育った少女時代は、友だちと東武動物公園に行くこと自体が大冒険。原宿は“怖いところ”でした」

 そんな少女が原宿より次元の違う怖さの紛争地に自ら志願して行く。「困っている人を助けたい」というその思いは、母親の影響も大きかった。

「まだ幼かった頃、母はお布団の中で弟と順番で絵本の『ぐりとぐら』などを読み聞かせしてくれました。小学校の低学年の頃のクリスマスだったでしょうか。『プレゼントは自転車かなぁ?』とキラキラしたプレゼントを想像していましたが、朝起きて枕元に置かれてあったのは、『ほんとうにあった美しい話』というシリーズものの児童書。タイトルこそ美しいとなっていますが、内容は沖縄戦やシベリア抑留、広島の被爆者などのエピソードもありました」

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