牧野伊三夫
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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

喫茶店の副業を画策して「黒糖菓子」の屋号まで決めた

公開日: 更新日:

 画家の仕事などというのは、いつでも不安定である。50代半ばまで、こうして生活をしてこられたのは不思議だが、暮らしの浮き沈みもあって、時々発作的に画業の傍ら何か副業を始めようとしたこともあった。

 ひとつは、ラーメン屋。30代初めの頃、ラーメン好きが高じて絵の取材に出るたびに食べ歩いていたが、そのうち家の製麺機で麺を打ち、ずんどう鍋でスープをとったりチャーシューを焼いたりして作るようになった。かつおと煮干しのだしの効いた、たまり醤油の、ラーメンというより中華そばといった味のものだったが、友人たちにとても評判がよかったのである。それで、のぼせて小さな店を持つことを夢見た。絵を描くために営業時間は短くして、お昼時だけ。何杯売ったら生活費が稼げるだろうかと原価や利益の計算もしてみた。しかし結局、仕込みや片付けまで考えると、絵を描く時間がなくなってしまうと諦めた。

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