中川健一 — 著者のコラム一覧

中川健一峠研究家

１９４８年、東京生まれ。峠研究家。国学院大学法学部卒。建築・土木資材メーカー「岡部」㈱入社後、１級建築士などの国家資格を取得。０８年から峠巡りを始め、１０年間で全国２９５４峠を踏破し、「全国２９５４峠を歩く」（内外出版社）を上梓。８月に３０００峠越えを達成した。

峠歩きは楽しい

鉄道や7本ものトンネルが通る“傷だらけ”の山梨・笹子峠

公開日：2019/10/10 06:00　更新日：2019/10/10 06:00

笹子隧道（左）と現在の国道20号（提供写真）

　笹子峠は、山梨県の大月市と甲州市の境に位置し、標高は１０９６メートル。中央自動車道の渋滞情報でよく耳にする、笹子トンネルが通る峠と言えばお分かりでしょう。今回は、この笹子峠の“傷だらけの人生”について、お話しします。

■江戸時代は甲州街道の難所

　もともと、笹子峠は…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

■関連記事