難病で絶望の淵に…さかもと未明さんを救った「塩狩峠」

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 エロチックな漫画にカゲキなエッセー、はたまたテレビの辛口コメンテーターと、マルチな才能を発揮してきた、さかもと未明さん。しかし、絶頂期の12年前に突然、難病に襲われる。闘病と孤独と不安……。その絶望の淵から引き上げてくれたのが聖書だったが、きっかけは少女時代に読んだこの本だという。

■えっ、漫画も描けなくなるの?

 病名を告げられた帰り道、自宅のマンションが見えたところで、私はひとり、泣いてしまいました。涙がこぼれて止まりませんでした。

 大病院で宣告された病名は「膠原病」。具体的には全身性エリテマトーデスや強皮症。治すことのできない難病と告げられたものだから、悲しみや不安、怖さがこみ上げてきたんです。

 ひとり暮らしで病院にも一人で行きましたし、自分が難病を患っているという自覚はなかった。でも、その2年前くらいから、異様な目の乾きや高熱、止まらない咳、発疹、手足の冷えなどが続いていました。だるくて片付けができず、部屋はゴミ屋敷だし、精神不安もあってガス栓を閉めたか心配で何度も自宅に戻ったり。ただそれは、仕事の疲れや不摂生が原因だと思っていました。でも、2007年の11月、両手の指が腫れて痛み、脂汗が出るような全身の痛みに「これは変だ」と。そして大学病院で精密検査をした結果が膠原病でした。

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