冬物家電ベスト3 “VIP向け”と“庶民向け”プロのお勧めは?

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 寒い冬がやってきた。6日には関東地方で初めて水戸で積雪を観測したほか、広いエリアが雪で覆われた。一気の寒波到来で、暖房の買い替えや追加、乾燥対策で加湿器の購入を考えている人もいるだろう。では、何をどうやって選べばいいのだろうか。家電+ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんに聞いた。





【パーソナル暖房】デロンギ、ダイソンより価格で有利なのは

 東京のビックカメラ有楽町店の暖房コーナーに足を運ぶと、家族連れや高齢者がスタッフの説明に熱心に耳を傾けていた。最近の暖房のキーワードは、自分の周りだけ暖める「パーソナル暖房」。なるほど、コンパクトなタイプがズラリ。その中でも記者が気持ち良く感じたのが、ダイソンの温風だった。

「送り出す空気は毎秒290リットルで、首振りは350度ですから、部屋をまんべんなく暖めることができます。電気ストーブの近くにいると、体の一部が熱くなり過ぎたりしますが、ダイソンはそんなことがありません。じんわりと暖めるのが特徴です」(売り場担当者)

 風が循環しているせいか、頭がボーッとすることもない。7万円超(同社サイト価格)は安くはないが、気になる。その周りを囲むようにカーボンヒーターやグラファイトヒーター、ハロゲンヒーターなどの電気ストーブが並ぶ。こちらは1万円未満もある。

 さらにダイソンと双璧をなす高機能ぶりが、デロンギのマルチダイナミックヒーター。「太陽のような輻射熱で部屋全体を暖める」というキャッチコピーは魅力的だが、8万円超って……。そこで、家電のことなら何でもお任せ! の神原さんにチョイスしてもらったのが表1のパーソナル暖房だ。資金に余裕があるVIP向けと庶民向けを選んでもらった。

 高級路線でも、グラファイトヒーターの2万円チョイなら、手が出る。「遠赤効果で人体に直接熱を伝えやすく、体の芯から暖まります」というのはうれしい。ダイソンの電気代は、1時間当たり30円超で、こちらは20円前後、商品によっては10円台も。価格と維持費でグラファイトか。

 ビックカメラに表示されている電気ストーブの性能表では、グラファイトヒーター、石英管、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、シーズヒーターの5種類を比較。その中でグラファイトの「暖め速度」は唯一◎で、「暖かさ」は○だ。これなら、冷え性のカミさんも納得だろう。庶民派3点は、トイレや、デスクワーク中の足元などの保温にピッタリだ。

【加湿器】重要なのはファンの有無

 加湿器には、水を送風で気化させる気化式、水を加熱して暖気で加湿するスチーム式、水に振動を与えてミスト状に送り出す超音波式、気化式とスチーム式をミックスしたハイブリッド式の4タイプがある。違いがよく分からないので、ビックカメラの売り場担当者に聞いてみた。

「加湿の仕組みとともに重要なのがファンの有無です。ファンがなく、室内の風の循環がないと、加湿器の周りしか加湿されない可能性が高い」

 ファンがあるのはすべての気化式とハイブリッド式の一部だそうだ。ファンがなければサーキュレーターなどで風を回せばいいが、寒い。その話を聞いて思い浮かべたのがダイソンだ。ダイソンの加湿空気清浄器なら冬は温風とともに部屋がくまなく加湿される。

「しっかりしたファンを備えたタイプですと、ハイブリッド式のこちらになります」

 そう言って売り場担当者が示したのは、2万円前後の高額加湿器だ。もう少し安く済ませることはできないものか。神原さーん、何とかなりませでしょうか?

 表2は、神原さんのリコメンド加湿器だ。ここでもダイソンの強さが光る。店頭にあったダイニチのRXシリーズも入っているが、ダイソンやカドーの価格の後に見ると、割安に感じる。庶民派の3点には、ファンがない。ちなみにVICKSの希望小売価格は1万6500円だが、実勢価格は7000円ほど。ファンがないことを承知でこれにするか、ダイニチ製にするか。うーん、悩ましい。

 それぞれの加湿力は大事だろうが、過剰な加湿はカビの繁殖につながるだろう。そこで大切なのが、温度と湿度が一目で分かる温湿度計だ。湿度設定ができない機種を購入する際は必須だ。

「湿度に弱いインフルエンザウイルスは、気温が20度で、湿度が50%を超えると、生存率が1ケタ台に下がります。室温は20~24度で、湿度が50~60%になるように加湿するといい」(東京医大名誉教授の加藤治文氏=呼吸器外科)

 タンクの清掃は言うまでもない。それが面倒なら、抗菌タイプや抗菌グッズを利用するといいだろう。健康は大事だし、ダイニチ製にしよう。

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