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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

パン屋の庭でコッペパンをほおばりコーヒー飲む日曜日の朝

公開日: 更新日:
画・牧野伊三夫

 日曜日の朝5時半すぎ、まだ外が暗い時刻に家を出て、白い息を吐きながら玉川上水の鬱蒼とした木立のなかを歩いていく。行き先はなく、くたびれるまで歩いてみる。

 そのうちにだんだんと明るくなってきて、橙色の淡い光が木の枝の上の方を照らすのでふり返ると、橙色の太陽がのぼっていて、… 

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