65歳で「いきがい大学」に入学…豊かな老後が待っていた

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渡辺浩さん(75歳)#1

 定年後に大学や大学院に入り直したり、社会人講座を熱心に受講する人は少なくない。そこでできた仲間たちとの交流から、老後が豊かになるメリットがある。渡辺さんもそんな一人だ。

「すべては縁に恵まれました」と語る渡辺さん。定年まではどんな半生だったのか。

 8人きょうだいの下から2番目に生まれた渡辺さんは、小学3年生のときに母親を亡くし、大学を卒業した年には父親を亡くした。それだけに、栃木県から都内の私立大学に入学するにあたっては、東京に居を構えていた10歳年上の兄夫婦に大変世話になったという。

「兄夫婦は自分たちにも子どもが3人もいるのに、私を快く下宿させ、大学を卒業するまで面倒をみてくれました」

 大学2年生のとき、ファッション系に強い大型小売店舗で、押し入れ用のタンスを購入した。

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