奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

低価格を売りにする外食店に要注意 中国産冷凍食品の実態

公開日: 更新日:

 これまで農作物に含まれている農薬の怖さについて述べたが、農薬が含まれているのは何も生鮮野菜や果物だけでない。中国産野菜を使った冷凍食品は、なお怖い。これが、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)の発効で、どっと入ってくるというのだ。

 もっとも、スーパーで売られている冷凍食品は原産国名を見れば分かる。中国産が嫌なら避ければいい。問題は、外食チェーン店で食べる場合だ。小売店のように、原産地を表示する義務がなく、あくまでも任意だから、消費者に嫌われる中国産農作物を使っているなどと表示するはずがないだろう。

 低価格を売りにしている外食店では、昔のように料理人がキッチンで調理することが少なくなった。調理工場で加熱処理されたものが冷凍されて送られてくるので、電子レンジでチンするだけでできあがる。素人でもできる仕組みである。

 もちろん、信頼できる生産者から仕入れた農作物なら問題はないが、例えばランチを500円にして利益を上げようとすれば、原材料を大幅にコストダウンしなければ無理だ。そこで登場するのが、中国産の食材を使って、中国で調理加工した物を冷凍して輸入するという方法である。

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