髙橋裕樹
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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

悪質なSNS投稿で人生が一変 男性が自殺に追い込まれるまで

公開日: 更新日:

 2020年はインターネットにおける誹謗中傷が大きな社会問題になりました。それを受け弁護士業界でも「発信者情報開示請求」という手続きが、ある種のブームにもなりました。SNSでの匿名投稿であっても、誹謗中傷やデマ拡散をしてしまうと、弁護士によって名前や住所が突き止められ、損害賠償などを請求されるわけです。

 先日も誹謗中傷の責任の重さを痛感させる事件が起きました。2017年に発生した東名あおり運転夫婦死亡事件の際、無関係の会社をインターネット上で誹謗中傷した男性が刑事告訴されました。その後、福岡地検は男性を不起訴としましたが、被害者からの検察審査会申し立てを経て2度の議決がなされ、昨年7月に強制起訴となりました。この男性は今年1月に自殺したとのことです。

 この男性は被害者側と示談をしていたようですが、検察審査会が「あくまで民事上の処分」解決に過ぎないと判断し強制起訴したという点には、正直驚きました。名誉毀損罪の法定刑は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金で、前科や余罪がなければ罰金刑が相当でしょう。また、被害者と示談が成立していれば不起訴となることが圧倒的に多いからです。

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