著者のコラム一覧
森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<2>外出時に地震が…シーン別「安全確保」はこうする、持参しておきたいグッズは?

公開日: 更新日:

 東京メトロでは、水害対策も進んでいて、駅地上入り口の止水板のほか、完全防水型扉や、地下鉄トンネル内の防水ゲートなども備えている。

 乗車中に発災したら、電車自体が緊急停車する可能性も。立っているときは、つり革や手すりにしっかりつかまり、座っているときは荷物や手で自分の頭を保護する姿勢をとって安全を確保しよう。

 揺れが収まったら、慌てずに乗務員の指示に冷静に従うこと。一時的に車内の電源が落ちて暗くなっても、非常用バッテリーが作動。再点灯するのでパニックになってはいけない。

 量販店に到着し、買い物中はどうか。商品陳列棚などの転倒に気をつけるのが一番。柱を利用して身を守り、比較的広いスペースが確保できる階段や出入り口付近に退避する。

 エレベーターに乗っていたら、全ての階のボタンを押して、最寄りの階で降りる。エレベーターに閉じ込められたら、インターホンで外部に救助を求め、もし食料があれば皆で分けあうなど協力して救助を待つのだ。


■車でトンネル走行中はキーをつけたまま非常口へ

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