4大学習塾で授業料が最も安いのは「日能研」 それでも塾通いは家計負担が大きい
「春・夏・冬期の特別講習、特訓、公開模試など、さまざまな場面で、新たな費用がかかってきました。選択しなくてもいいのですが、もしそれらを受講しないことによって、息子が志望する学校に合格できなかったらと不安になってくる。受けられるものはなるべく受けさせるという構えになっていったんです」
たとえば、6年生の9~1月の日曜日に行われる集中講座「難関校SS特訓」。14回の授業と4回のテストで27万4450円である。学習塾側から「受験当日に実力をピークに導くため」と言われると、保護者としては「これは外せない」となってしまうのだ。
「日本も中国と同じように、最終目標のいい大学に入るにはカネ次第になっている。もちろん、例外はあるにしても、その中心を担っているのが学習塾だというのはまぎれもない事実です」(前出・学習塾経営者)
日本教育界をもっとも左右しているのが学習塾だとすれば、少し悲しい気がする。
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