岸田首相のオトモダチだから? 石原伸晃氏の“失業対策”か…内閣官房参与に任命のナゼ
岸田首相の耳には、有権者が政治家としての職責に「NO」を突き付けた思いは届かなかったのだろうか。
政府は3日、元自民党幹事長の石原伸晃氏(64)を、「観光立国」を担当する内閣官房参与に任命することを発表した。
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内閣官房参与は、首相などに対して専門的アドバイスを行う非常勤のブレーンだが、任命された石原氏といえば先の衆院選(東京8区)で落選し、比例復活もかなわなかった。
松野博一官房長官(59)は「石原氏は観光分野などで(略)幅広い知識と経験を有しており、適任であると岸田総理大臣が判断した」と説明していたが、石原氏が観光分野に造詣が深いなんて話はこれまで聞いたことがない。
それよりも、石原氏は政界で岸田首相の「盟友」として知られているから、これでは税金を使った旧友の“失業対策”と受け取られても仕方がないだろう。