安倍元首相はお呼びじゃない? 参院選で自民盤石区ばかり“押し掛け応援”のウラ事情
選挙が大好きな安倍元首相が張り切っている。参院選(7月10日投開票)であちこちに顔を出して一席をぶっているのだが、激戦区は安倍派がらみが中心。それ以外はどういうわけか自民党が盤石な選挙区ばっかりだ。やっぱりお呼びじゃないのか。
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公示された22日、安倍元首相は東京選挙区入り。安倍派が推す新人の生稲晃子氏と菅前首相がプッシュする現職の朝日健太郎氏への支援を呼びかけ、その足で埼玉選挙区に向かい、5選が確実の関口昌一参院議員会長の弁士を務めた。
「JR大宮駅西口で安倍さんが演説を始めたところ、聴衆の一部が『帰れコール』を始め、その様子を収めた動画がSNS上で話題になっています。大事には至りませんでしたが、周辺はヒヤヒヤ。安倍さんは、2017年の都議選でやらかしましたから。ラストサタデーの演説中に鳴り響いた帰れコールにブチ切れ。聴衆を指さし〈こんな人たちに負けるわけにいかない!〉とイキリ立ち、都議選大敗につながった」(自民党関係者)
アベノミクスが引き起こしている円安物価高が庶民の暮らしを直撃する中、過激なヤジにさらされても不思議じゃない。