自民議員が「問題ない」連発 旧統一教会とのズブズブ癒着を得意の“論点ずらし”でゴマカシ
だんだん論点がズレていると感じている国民は少なくないだろう。
強引な信者勧誘や霊感商法などが社会問題化し、被害者救済に取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(全国弁連)から「カルト教団」として糾弾されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との癒着関係のことだ。
「組織として何か支援を受けているかというと、そういうわけではない」
過去の選挙で統一教会のメンバーから支援を受けていたことを明かした岸信夫防衛相は2日の会見で、こう釈明。2018年に旧統一教会の関連団体が京都で開いたイベント「ピースロード」で実行委員会委員長を務めていた二之湯智国家公安委員長も、2日の閣議後会見で、「政治家なのでお付き合いの一環として名前を貸した」「選挙活動などでは一切応援してもらってない」と言い放っていた。
自民党の世耕弘成参院幹事長も会見で、「霊感商法や多額の献金といった問題が指摘されている団体の選挙応援やイベント参加は違法行為ではない」などと、そろって「宗教法人のイベントなのだから問題ない」との認識を示していたが、そうではないだろう。