下村元文科相に新疑惑! 旧統一教会の名称変更で“駆け込み認証”の怪しいタイミング

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 岸田自民党は火消しに躍起だが、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのズブズブの関係は覆い隠しようもない。

 安倍元首相が凶弾に倒れて鬼籍に入った今、疑惑の中心にいるのが下村博文元文科相だ。反社会的な教団の正体隠しにつながった名称変更を、文化庁文化部宗務課が認証した当時の担当大臣である。性懲りもなく関与を否定し続けているが、新たな疑惑を前にもう逃げ切れまい。

  ◇  ◇  ◇

■「教団と距離を置くことが必要」と他人事

 臨時国会が3日、開会した。衆院本会議に出席するため、登院した下村氏は報道陣に取り囲まれると、「旧統一教会、関連団体を含め、襟を正しながら距離を置くということが必要」とまるで他人事のようだった。

 教団の名称変更をめぐっては、申請受理後、認証後に事務方から報告を受けたとの説明を繰り返した。

 1997年に旧統一教会から名称変更を求められた文化庁は「組織の実態が変わってない」と申請を突っぱね、以降も対応を変えなかった。それが2012年の第2次安倍政権の発足で一転。15年6月申請、7月受理、8月認証という経過をたどった。急展開である。

 下村氏は方針転換の経緯については「それは文化庁がね、説明してもらいたいと思うんですね」「文化庁の当事者に聞いていただいて、説明していただいた方がより正確だと思います」などとゴニョゴニョ。

 申請そのものを受理しない方針を認識していたかについても明確に答えず、「その時の(事務方の)説明ではですね、行政上の不作為になる可能性があると。申請が上がってきたものを対応しなければですね」と言葉を濁した。

 02年から約4年間、文化部長を務めた元文部官僚の寺脇研氏はこう言う。

「申請の形式が整っていれば受理する。これが行政の大前提です。ただ、97年当時はオウム真理教による一連の事件発生を受け、宗教法人法を改正し、問題のある法人には厳しく対応する方針にカジを切った矢先だった。それから18年経つ中で、統一教会をめぐる刑事摘発の動きや報道が収まり、周辺状況が変化していたことは事実です。ただ、これほど大きな方針転換を役人だけで判断するとは思えません。大臣が反対の立場だとしたら、受理後に報告するようではヘタをすればクビが飛びかねない。当時の事務方実質ナンバーワンだった前川喜平文科審議官(のちの事務次官)は名称変更に反対していた。この件に何らかの影響を与えることが可能なのは副大臣、大臣、官邸でしょう」

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