伝奇小説という名称は、中国の六朝時代の志怪小説に端を発し、その後唐の時代に発展し宋朝の頃まで盛んだった短篇形式の怪奇譚を指すのが本来である。「邯鄲一炊の夢」で有名な唐代の小説「枕中記」などが、その典型だ。また、「牡丹灯籠」の原話が載る「剪燈新話」は明代の作だが、あきらかに伝奇小… 
                
                                                    
                                
                                                        
                                                    
                                
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