南野苑生
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南野苑生マンション管理員

1948年生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務。バブル崩壊後、広告プランニング会社を設立するものの経営に行き詰まり、59歳のとき、妻とともに住み込みのマンション管理員に。その体験をつづった「マンション管理員オロオロ日記」(三五館シンシャ)がベストセラーに。

マンション管理人を「何でも屋」と勘違い? 逆切れするモンスター住民の実態

公開日: 更新日:

 米メジャーリーグの試合をテレビ観戦しているとわかるが、審判は絶対的な力を持っている。明らかな誤審のシーンでも、多くの審判は「なんか文句あんのか?」という態度。選手が不服を唱えれば、すぐに「退場」を宣告する。あの大谷翔平選手も我慢の日々だ。

「あんなふうにモンスター住民に“退場宣告”ができたら……」

 ほとんどのマンション管理員は、しばしばそんな思いに駆られるはずだ。

「立体駐車場から車が出せない」

 ある夏の日のこと、そんな苦情が出た。行ってみると、立駐機自体が動かなくなっている。中段のパレットが立駐機のレールから外れている。そこは155センチ以下の車高でないと入らない区画だ。誰かが車高制限を超えた車を入れてしまったのである。

 管理会社からは、こうしたトラブルに管理員は、危険防止の観点から直接タッチしないようにと指示されている。だが、最低限の職務として、業者に連絡して来てもらうことにした。その間、苦情が次々とわたしに持ち込まれる。「この種のトラブル解決に管理員は関与できない」と説明するが、納得してはもらえない。

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