日本の「おでん文化」のルーツは室町時代にまでさかのぼる? 紀文食品に聞いた

公開日: 更新日:

 毎日、こう寒いとおでんが恋しくなる。さて、この「おでん」、いつごろから食べられているのだろうか。

 ちくわやはんぺんなど水産系練り物製品では国内ナンバーワンシェアを誇る紀文食品に聞いてみた。

「おでんのルーツは室町時代に流行した『豆腐田楽』に行きつきます。宮中に仕える女房が『お』を付けて丁寧にし、楽を略して『おでん』になったようです。その後、江戸時代にはファストフードとして江戸庶民に愛され、やがて煮込みおでんへと進化しました。さらに屋台や居酒屋で食べる料理から家庭で食べる料理へと変化し、現代の定番料理となったのです」

 実はこのおでん、紀文食品が行っている「家庭の食卓にのぼった鍋」のアンケートで24年連続で堂々の1位。好きな鍋ランキングでも常に上位に入り、日本の国民食と言っても過言ではない。

 そんな日本のおでん文化を支えてきた紀文食品の創業は1938(昭和13)年。当初は米屋だったが、統制がかかったため東京・築地で果物屋に。ところが、そちらも統制がかかったことから海産物問屋へ移行したのだという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲