元テレ東・赤平大アナ「発達障害の人が才能を生かせる世の中に」 長男をきっかけに動画メディアで起業

公開日: 更新日:

 
子どもの将来を考えた時、発達障害を取り巻く環境の中でうまくいっていないと実感した点が2つありました。1つが学校教育です。発達障害であるかないかで教育の方法は変わってきます。05年施行の発達障害者支援法で、文科省や厚労省は教育方法の整備を推し進めていますが、なかなか現場に浸透していないのが現状です。その理由としてあげられるのが先生方の忙しさです」
 
 全体の10%程度の問題に時間を割く余裕が、現場の教師にはないと赤平さんは言う。

「もう1つが、ビジネスの現場で発達障害の人材がうまく生かされていないことです。野村総研のレポートによると、日本は発達障害への理解や人材活用が遅れていることによる損失がおよそ2.3兆円ほどあるといいます。学校教育とビジネスの現場で発達障害への理解、人材活用を前向きな形で進めていきたいということで立ち上げたのが、動画メディアでした」 

 日々自身の子どもと接する中で発達障害への意識を高め、関連論文を500本以上読み込み問題がよりクリアになっていったという。「発達障害学習支援シニアサポーター」などの民間資格も取得している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由