著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(27)家電が進化しても彼らを救わない…メーカーは少数ユーザーの存在を忘れないで

公開日: 更新日:

 今年春、知人から家電の「大型オーブン」に関する相談を持ちかけられました。

 妻が電磁波過敏症なのだが、良い機種をセレクトしてはもらえないかというものでした。彼は開業医で、関係先からいろいろな連絡がきます。が、奥さんを苦しめてはいけないと、スマホさえ所持していません。「お役に立てるならば」と、相談を引き受けましたが、これが難題でした。

 電磁波過敏症は電磁波アレルギーと呼ばれることもあります。定義は「ある程度の電磁波(電磁場)に暴露されると、身体にさまざまな不調(頭痛など)が現れる」なのですが、議論百出。まだ医学的には認定されていません。身体の不調と電磁波暴露の相関性が曖昧であるというのがその理由です。

 目に見えませんが、電磁波はいろいろな場面で使われています。普段使いでは「電子レンジ」「スマホ」「テレビ」が御三家でしょうか。電波の強さにより異なりますが、100キロヘルツを境に、それより周波数が高いと人体には「熱作用」、低いと「刺激作用」が発生する可能性があるとされています。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景