行きつけの店で女性に串焼きのうんちくを語った顛末
串焼きのうんちくを語った相手は…
しかし、柳橋本店のことは知らなかった。きっかけは20年ほど前、当時まだ店を継ぐ前に別の仕事をしていた若女将の久美子さんとある業界のゴルフコンペでご一緒した。あろうことか久美子さんとアタシが優勝、準優勝のワン・ツーフィニッシュ。お祝いしようと、行きつけの串焼き屋へお連れした。
その時は彼女が名店鳥茂のお嬢だなんて知る由もない。ご丁寧にも串焼きの説明までした。「これはレバー、肝臓ね」「ハツは心臓、モツは新鮮じゃないとおいしくない」。今思えば赤面モノ。下心見え見えで送って行ったらナント、鳥茂本店に入っていくではないか。
「私、ここの娘なんです」
一生懸命説明しているので言い出せなかったらしい。
そんな若女将も今では亡くなった2代目の後を継ぎ焼き場に立つ。コロナ禍を乗り切ったその姿は頼もしいの一言。ご主人と昔からのスタッフだけで切り盛りしている。
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