行きつけの店で女性に串焼きのうんちくを語った顛末

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「最近は女子がお金払うんですよ」

 ここに来るときは腹ペコじゃないと楽しめない。1本が普通の店の2、3倍はあるからだ。炭火で焼かれた新鮮なモツは癖がなくて軟らかく、ネタによっては心地よい歯ごたえがある。ぺろりと数本は腹に収まってしまう。

「コロナ禍でテイクアウトや早い時間に店を開けたりして新しい若いお客さまが増えました」と若女将。接客していたご主人が「でも、最近は女子がお金払うんですよ。時代は変わりましたね」。

 この店のレバーの大ファンだという女子がSNSにアップしたらレバーを食べにくる女子がいきなり増えて戸惑ったとか。常連の下町旦那衆も少なくなり、客層の変化を実感している。が、歴史が染み込んだ店のたたずまいと串焼きの味は変わることはない。

 まずはレバー(320円)とシロ(280円)とタン(320円)を塩で1本ずつ。酒は大関上撰(500円)の熱燗をコップで。そうだ。今夜はテイクアウトして歴史の味を家の者にもお裾分けしよう。

(藤井優)

○柳ばし 鳥茂 台東区柳橋1-32-2
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