裏金疑惑で理事長の世耕弘成氏を真っ向追及! 近畿大教職員組合「X」への支持ジワリ

公開日: 更新日:

■《裏金問題に触れず世耕礼賛の洗脳教育などはできません》

 また、来年度から導入される初年次教育科目「近大ゼミ」では、理事長や学長の談話動画を視聴し、ディスカッションをするという内容が組み込まれているという。

 これにも、《しかし、裏金疑惑の説明責任を果たさない理事長や、それを批判しない学長の動画を見せて授業をせよとは、何の冗談ですか?》

《動画を学生に見せ、「裏金疑惑の説明責任も果たさず綺麗事を言っている理事長を見て、どう思いますか?」と問題提起するのも一手ですが、そこまでできる教員は少ないでしょう。しかし、裏金問題に触れず、ひたすら世耕礼賛の洗脳教育などはできませんので、当該科目から動画視聴を削除するべきです。》

 などと見直しを提案しているのだ。

 このように裏金事件から"逃げる"世耕氏に対し、"身内"とは思えない歯に衣着せぬ物言いに日々ファンがついている。

「教職員組合は『本学の社会的評価の低下を招く』として大学側に世耕氏の辞任を求めていましたが、昨年末に大学側が要求を退けています。しかし、"秘書のせい"にして逃げている印象の世耕氏に対し、教職員らの矛盾のない主張のポストを見て《世耕氏が理事長なら印象悪い》という反応が多いですね。近大は昨年10年連続で一般選抜の志願者数は1位。東京の日東駒専クラスの中堅大学で、医学部まである総合大で、受験生のボリュームゾーンが集まるから。しかし、昨年は過去最多の22年度入試よりは約5000人減っています。理事長の名前で受験生が減ることはありませんが、親世代に世耕氏体制の大学だとの認識が広がれば、子供が同レベルの他大と両方合格した場合、選ばせる上でマイナスポイントになるリスクはあります」(大学ジャーナリスト) 
 
 大学は教育現場としてクリーンなイメージが大事だが……。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも