地方の女子高校生の東大進学率はなぜ低い…東工大や名大は「女子枠」入試を実施
50年前、高校生向け雑誌で、福島県内の県立女子高が定期テスト(中間や期末など)をやめるというので、取材したことがある。聞き手を東大に合格したばかりの女子学生にした。私が取材依頼をしたときに、取材先の校長は、聞き手が当時珍しかった女子東大生なので、ぜひ本校の生徒の前で受験の体験談を話してほしい、という逆依頼を受けた。その校長は地方でも東大に進学する女子高校生が増えるべきだという想いがあるようだった。
あれから半世紀、その校長の想いは達成したのであろうか。2024年度の志願者に占める女子の割合は20%強であるが、東大当局の女子比率3割という目標には達していない。
東大教授の本田由紀さんが2022年11月から2023年1月にかけて、東大卒業生約6万人を対象にWEB調査をして、2437名から回答を得た。その結果、男子と女子の間で違いが目立つ点は、①出身地が首都圏なのは女子56.8%、男子44.7%、②母親の学歴が大卒は女子45.9%、男子24.4%、③親が博物館や美術館に連れていくがことが多いケースは女子28.0%、男子9.9%、④1年以上海外で生活していた経験は女子17.0%、男子5.4%、⑤出身高校が公立なのは女子36.5%、男子49.4%などである。
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