難関突破に“頭の良さ”関係なし! テキストの「ストーリー化」で要点把握と時間効率UP

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事前準備で9割が決まる

 テキストを読むと、単なる暗記項目のように見えていたものが、ウイスキーの歴史、製法、個別的特徴をストーリーとして聞くことによって、「壮大なウイスキーの大河ドラマ」として脳に刻み込まれました。つまり、テキストが完全に「ストーリー化」されたわけです。さらに、ウイスキー検定のコンセプト、ウイスキー検定で重要とされる部分(これだけは知っておいて欲しいポイント)にまで言及されました。

 200ページのテキストを読むだけで、4、5時間はかかります。それがたったの3時間で全体像と要点がつかめるのですから、物凄い時間効率です。第1回の合格率は45.5%でしたが、対策講座を受講した人は、かなり高い確率で合格したはずです。

 資格試験、検定試験など、何かの分野の勉強を始めようとするとき、最初に「全体像」を把握すべきなのです。そのためには、たった数時間で全体像を把握できる、「対策講座」「基礎講座」を上手に活用すべきです。

 ほとんどの国家試験、資格試験、検定試験では、「対策講座」「基礎講座」が予備校や関連機関の主催で開かれています。ですから、受験しようと思ったら、まずは「対策講座」「基礎講座」に出て、試験範囲の全体像を把握すべきです。

 試験に合格するか、しないか? それは、「暗記力」や「記憶力」、あるいは頭の良さなどとは、直接的には関係ないのです。特に検定試験のように、テキスト1冊を暗記すれば通るような試験は、完全に事前の準備で9割が決まります。

 勉強を開始する前に、まず全体像を把握すること。これは、絶対にしなければいけない事前準備といえます。

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