米小型機に「致命的」なエンジントラブルが発生! 家族3人の危機を救ったのは…

公開日: 更新日:

 先日、米カリフォルニア州で小型機が墜落したが、機体に組み込まれたパラシュートシステムのおかげで、乗っていた親子3人が全員助かり、注目を集めている。

 3月8日午後1時ごろ、男性(38)、女性(38)と、その子ども(2)の3人を乗せた単発小型機「シーラスSR22」が同州フンボルト郡のシェルター・コーブ空港を離陸し、一家が住む同州サンタローザに向かった。誰が操縦かんを握っていたかは明らかにされていない。

 離陸5分後、「致命的なエンジントラブル」が発生し、同機は次第に高度を下げていった。パイロットは必死で機体を制御し、機体に組み込まれていたCAPS(シーラス機体パラシュートシステム)を作動させた。CAPSは簡単に言うと、機体に取り付けた大きなパラシュート。パラシュートを開き、機体を吊り下げて軟着陸させるシステムだ。

 事故機は空港から14.5キロほど離れた林の上に軟着陸。機体が逆さまにひっくり返り、破損したものの、3人はかすり傷を負っただけで全員無事!

 この事故には、メンドシノ郡保安官事務所、シェルターコーブ消防署など複数の機関・組織が対応。写真はCAPSを作動させ滑空する事故機だ。

 ホント、無事で何よりです。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性