大阪府「子ども食費支援」第3弾は評判最悪…6月実施で“古くて高くてマズい米”が届く羽目に

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 今年6月に第3弾が実施される予定の「大阪府子ども食費支援事業」に、各所から不満の声が上がっているという。

 大阪府は物価高が長期化していることから家計負担を軽減するため、昨年実施された第1弾、第2弾と同様、府内の子育て世代に5000円相当の米などの食料品を購入できるクーポンの配布、または現物を給付するという。対象は18歳以下の子どもや妊婦など約137万人で、総額は約68億5000万円となる見通しだ。

 だが6月といえば、9月から始まる新米シーズン前。さらに現在、米の市中在庫が逼迫し、相場が高騰していることから、実施時期が悪いというのだ。

「米は年に1回、秋にしか収穫できないため、夏場に供給できるのは収穫から時間が経過した品質の落ちている米です。しかも、このところ米相場は高止まりしている状態。つまり、高くてまずい米を家庭に配ることになる可能性があるのです。第1弾、第2弾の際にお子さんの多い家庭で見られたのがクーポンの期限ぎりぎりで駆け込みで大量購入するケースです。今回も同様のことが起これば、下手をすれば年明けまで古い米を食べることになりかねないため、米離れがさらに進むと懸念しています」(米流通評論家・常本泰志氏)

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